今までどうして「書くことを仕事にしよう」と本気で思わなかったのか、本当はずっとやりたかったのに考えないようにしていたのか。自分なりに考えてみてはいますが、まだはっきりとした答えは掴めません。
ただ、幼い頃「好きなことは仕事にしない方がいい」という意見を聞く機会の方が、逆の意見を聞く機会よりもたまたま多かったような気はします。おそらくそのイメージが心の底の方に根を張っていたことも、理由の一つなのではないでしょうか。
「いつかやりたい」「いつかやりたい」と思い続けて、でも具体的にいつやろうとは考えなかった今までの時間。やりたいこと、したい生き方に踏み出したばかりの今は、不思議と意気込みも少なく、毎日のように感じていた息苦しさだけが消え、体が軽くなったような心地がします。
もちろん楽しい気持ちばかりではないけれど、かつて心配していたほどには悲壮な決意もなく、ぐうの音も出ないほど完璧な計画も潰されそうな不安も、現実には要らないんだなあ、と感じています。
コロボックル
ラベル:ライター